2017年05月03日
普通、人が亡くなったときにはすぐにお通夜をして告別式をし、三日以内には火葬をします。あまり時間をかけていては、遺体が腐ってきてしまうので、スピード感が要求されるわけです。ですが社葬や、社葬と個人葬を同時に行う合同葬の場合には、すぐに告別式から火葬までをすることができない場合が多いです。
なぜなら、大規模な葬儀となりやすいので、準備にかなりの時間がかかってしまうわけです。合同葬の場合には、遺族側と会社側で話し合わなければいけないことも多いでしょう。当日の式のやり方や演出方法、費用負担の話など、しなければならないことが山積みになります。
一週間以上も準備に時間がかかることはまったく珍しくありません。この場合は、遺体が腐ってこないように特別な処理を施すことが多いです。エンバーミングという手法なのですが、科学的に遺体が腐ってしまわないように処理をするわけです。
こうすることで、多少火葬までに時間がかかっても、問題なくできるということです。社葬等を行うときには、ほぼ必須の工程となります。エンバーミング処理を担当するのは、専門的な知識を持った医師です。また、エンバーマーライセンスというものが日本にはあります。
その資格を取得した専門家が行うケースが多いです。全身の消毒を行い、余計な細菌等を除去します。また、遺体の表情を美しく整えるということまでします。人によって死因は様々ですが、中には苦悶の表情を浮かべて死んでしまう人もいます。
そうした表情を、安らかな表情に修正することまでエンバーマーは担当します。死亡時の状況によっては、顔が崩れてしまうこともあるでしょう。その場合にも、傷を修復してきれいにするということが行われます。社葬など大規模な葬儀の場合に行われるだけではなくて、最近では一般の個人にも行われることが多くなってきています。
美しい見た目であの世に旅立たせてあげたいと考える遺族が多くなってきているからでしょう。
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