2017年07月27日
会社にとって重要な人物が亡くなったときには、社葬をすることがあります。一代で会社を上場させた敏腕経営者などが亡くなったときには、全社を挙げて盛大に葬儀をすることがあるわけです。そして、そこに遺族たちも合流して、社葬と通常の葬儀を同時に執り行うケースもあります。
いわゆる合同葬と言うものがそれに当たります。合同葬にすると、費用負担が減るというメリットが生まれます。遺族側は、費用の多くを会社に出してもらえるので、大きな節約ができます。また、合同葬をすれば、別途葬儀をする必要もなくなって便利です。
自分たちではできないような盛大な葬儀にできますし、参列者の数も増やせます。大きな葬儀をすることは故人の名誉のためにもなることでしょう。遺族側だけで葬儀をするとどうしても規模は小さくなってしまいますよね。
大きいお葬式で盛大に故人をあの世へ送り出したいときには、大変優秀なサポートとなるはずです。遺族側のメリットはそれぐらいですが、では企業側のメリットはどこにあるのでしょうか。会社が遺族と共同で葬儀を行うメリットは、実はそう多くはありません。
遺族側の意見を葬儀に取り入れる必要が出てきますし、タイムリミットも早くなってしまうので、準備にも時間が取りにくくなります。ただ、遺族側が一定以上のお金を出してくれるときには、大きな経費節減の効果は得られることでしょう。遺族との関係も深まりますし、これを機会に新しい関係性が作れるかもしれません。